インド大手通信キャリアVodafone Essar社よりモバイルコミック配信サービス開始

　2010年1月末時点でインドの携帯電話契約者数は5億4,505万人に達し、2008年9月より17ヶ月連続で月1,000万人を超える新規契約者が誕生しています（2010年1月末現在：TRAI発表）。2010年4月9日に予定されている民間通信キャリア向け3Ｇサービスのオークション、およびモバイルナンバーポータビリティの導入を控え、インド通信キャリア間の競争は激化しておりインド通信キャリア各社は「サービスの独自性」を求め、また下落傾向にあるキャリアが契約者一人あたりに得る月間事業収入（ARPU）を引き上げるためにも、コンテンツサービスに注力し始めています。その中において、モバイルコミックは、電子書籍市場の急成長とあいまって、今最も注目されるコンテンツの一つとなっています。ＮＴＴソルマーレとゼロ・サムは、コンテンツ及びプラットフォーム配信サービスの提供を行う通信キャリアを順次拡大していき、今年秋頃までには、インド携帯電話契約者数の90％以上をカバーする予定でおります。

　今回のサービスは、VodafoneEssar社“Vodafonelive!”にて公式サービスとして提供している、ゼロ・サムのモバイルコミックサービス「チョータコミックス」“ChhotaComics（SmallComics）”で配信を行います。コンテンツの単価は、１話あたり15ルピー（約30円）で設定しています。第一弾としてNTTソルマーレのオリジナルタイトルである「ソラルル」の作品6タイトルから配信し、英語ローカライズタイトルを順次、100タイトル以上追加投入する予定です。なお、サービス開始時点においては3携帯端末メーカ（Nokia,、SonyErricson、LG）、128機種に対応しており、順次サービス対応機種数を増やす予定です。

■配信予定コンテンツ

※7 1ルピーは約2円

　NTTソルマーレとゼロ･サムは、この度の本格的コミック配信サービスの開始が、急成長するインドモバイル市場のさらなる活性化を促進すると共に、NTTソルマーレは、国内でコミック市場が急拡大する中、先行して海外展開にも視野を入れ、国内No.1コミック配信実績、豊富なコンテンツ、配信ノウハウを活用し、今後も着実にグローバル展開を進めていきます。