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2006年
(参考資料2)株式会社TOKYOPOP
1996年にスチュウアート・リービーが設立。北米における日本マンガの出版社として急成長、市場のパイオニアとして「右開き」の日本のマンガの形態を定着させた。現在、北米市場で約40%のシェアを占め、累計約1,000巻、3,000万部以上の発行実績を有する。
同社米国法人は、米国で毎年開催されるアニメ・エクスポ (Anime Expo)では、2003年、2004年の2年間連続で「ベスト・カンパニー」賞を授賞している。日本本社は、2005年、経済産業省主催、第一回日本ブランド創造貢献企業経済産業大臣表彰を受賞し、ドイツ法人は、2005年、ドイツ出版業界紙主催の(BuchMarkt-Award)授賞式で、「ニューカマー・オブ・ザ・イヤー」賞を受賞しました。 TOKYOPOP®は、日本が産んだ「マンガ文化」を世界中のファンに届けるため、人種と国境を超えた世界のあらゆる作家による「グローバルMANGA」を企画し、オリジナル・マンガ作品の制作事業の他、マンガを原作とした、実写映画、テレビ番組、DVD販売、マーチャンダイジング商品など、コンテンツのフランチャイズ事業を世界中で展開しています。 北米では「グローバルMANGA」の普及活動の一環として、2005年8月からは、ティーン向けの月刊女性誌『COSMO girl』に『The Adventures of CG!』という作品を見開きページで連載し、2006年1月からは、アメリカ、カナダ、ハワイの主要都市で発行されている約30紙の新聞(ロサンゼルス・タイムズ、シカゴ・トリビューンなど)の日曜版で、『Peach Fuzz』という作品の連載を始めました。「MANGA(漫画)」が、言葉としても、作品としても、欧米の新聞に連載されるのは初めてのことで、「MANGA」が日本生まれの、今最もクールなポップカルチャーであることを啓蒙しています。 また、『ライジング・スターズ・オブ・MANGA』という新人賞を2003年より実施しており、毎回1,000人もの若者が応募し、作家育成・デビューの機会を広く開放しています。現在までに出版契約した作家は米国だけでも約100人にのぼり、作品は全世界で出版しています。 TOKYOPOP®がプロデュースする、ハリウッド実写映画第1弾は、『PRIEST』という韓国マンガ原作作品を、映画「スパイダーマン」の監督で有名なサム・ライミと2006年夏より撮影開始する事が決まりました。 TOKYOPOP®のこうした業態は既存の出版社、アニメ会社、キャラクター・ライセンス会社などのいずれの業態にも当てはまらず、コンテンツを世界中の、どんなカテゴリーの市場に対してでも提供して行く会社という意味で、『グローバル・コンテンツ・クリエイター』であると言えるでしょう。
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